あけましておめでとうございます。
craudです。

今回は,ローパスフィルターについて書こうと思います。
こんな回路です。
LPF1
↓これなら見たことがあると思います
LPF

 24[kΩ],0.22[uF]つなげるやつです。
 ローパスフィルターはある周波数より高い周波数の信号を通りにくくし,低い周波数を通す回路です。
これはコンデンサの「周波数が高い信号ほど信号を通しやすくなる」性質を利用したものです。
動作を見ていきます。
フィルターに矩形波を入れたとすると,
信号がHighの時にコンデンサが充電されます。
LPF2
そのあと信号がLowになるとコンデンサにためられた電気が入力方向に流れます。
その結果出力の波形は,
充放電
赤のようになります。
充電,放電のカーブはコンデンサと抵抗の大きさによって決まります。
コンデンサの容量を大きくすると充電,放電の時間が長くなるし,抵抗を大きくしてもコンデンサに電気がたまるスピードが遅くなるので充電,放電の時間が長くなります。充電と放電の時間が長くなるほどカーブが緩やかになります。
このカーブを大きくすると,
充放電2
こんな感じになります。
コンデンサが放電し終わる前に充電が始まっているため,細い線より下では電圧の変化がなくなっています。細い線の位置は周波数が高くなるほど高い位置になり,周波数が低いほど低い位置になります。つまり,周波数が高いほどオンオフの信号(交流分)が小さくなります。