ソレノイドをキッカーとして使うときに使いにくいのがストロークの短さと,昇圧しないと小さいソレノイドでは威力がでないことだと思います。

今回はストロークを長くする方法を紹介しようと思います。
調べるとなんかよくわからない機構がたくさん出てきますがその中からわかりやすい機構を紹介します。

まず,ギヤを組み合わせて作る機構です。
「倍ストローク」とかで調べるとおそらく初めに出てくると思います。
キッカー5
こんな感じのやつです。
固定したラックギヤの上にギヤを置いてそのギヤで上のラックギヤを動かしています。
ギヤの動く距離とギヤが回転することで上のラックギヤが動かされる距離が足され2倍の距離が動きます。

次に,てこの原理のを使ったものです。
キッカー2
サッカーロボのキッカーによく使われるソレノイドです。
これにパタパタをつけます。
キッカー3
するとこんな感じでストロークが伸びます。
この場合,ボールを押し出すスピードと距離が2倍になり,押し出す力(吸引力)が半分になります。
前回のプル型ソレノイドを使った例のプッシュ型版ですね。