GcraudNano ハードウェア担当のTada(Twitter:@YxTada)です
ソフト担当より先に記事を書かないといけない使命感に駆られて更新します。

ロボットを作る上で、材料や部品の購入は避けては通れないプロセスです。
板材から配線材、ねじなどの機械部品。これらをどこで入手すれば良いかは、自分で調べて見つけるのはなかなか難しいと思います。自分もロボットを始めた当初は苦労しました。

今回は、私が普段使っている材料入手先をご紹介したいと思います。
まずはロボット製作の土台となる”板材”の入手先

ひーくんの材料屋さん (新規ウィンドウで開きます)
金属材料(板、角棒、丸棒)のカット&販売
特徴
簡単には入手し難い材料(A7075超々ジュラルミン相当品)等の取り扱いがあります。
ページに書いてあるサイズ以外での注文も可能です。例えば、t4のYH75などはページに存在しませんが、言えば用意してくれます。指定のサイズへのカットも可能です。 

・志摩鋼業 
幅広い材料のカット&販売
特徴 
こちらも、簡単には入手し難い材料を取り扱っています。特にA2017ジュラルミンにt1がラインナップされているなど、小型ロボットに使いやすいサイズのものが多いです。普段ジュラルミンを購入する際にはここを使っています。
加えて、店頭でカットされているものより比較的安く購入出来ます。 
見積もりをしないと値段は出てきませんが、実際に見積もりしてもらうと、他より安いのが分かると思います。

・はざい屋
 多きいサイズのプラスチック材
特徴  
 プラスチック材料を買うのはここが凄く有名ですね。大きなサイズでしか取り扱いが無いですが、チームで分けて使ったりする分には、ある程度まとめ買いをしてしまうとお買い得です。
基本910x1820[mm]で購入してCNCのテーブルサイズに合わせて自分たちで切って使っています。

・プラスチック部品屋
 小さいサイズのプラスチック材
特徴  
 小さいサイズの樹脂板を扱っています。
ホビー用途には丁度いい大きさで、なおかつ板材の厚みのラインナップが豊富なので、小さなサイズで必要な場合はこちらを使っています。樹脂の丸棒などは、カットされているので便利です。

・CLUB WAD
ABS樹脂板材を安価に
特徴 
ABS樹脂板の販売価格が安いです。
CNCで加工する際には注意が必要な材料ですが(加工中に溶ける)上手く加工すればそこそこの強度があるロボット向きの材料です。なおかつ接着での造形がし易いのが特徴です。

・ろぼとま.com 
カットされたアルミ板材
特徴 
A2017とA5052の薄板が比較的安価に購入出来ます。
大量購入する予定がない場合などは、志摩鋼業ではなくこちらで購入しています。
お店まで直接出向いても、店頭でアルミ板をドッサリ販売しているので便利です。私もよく買いに行っています。

・Carbon Goods.Com 
ドライカーボン
特徴 
扱いやすい大きさのカーボン材を販売しています。
重要なのは、ここで販売されているカーボンは、いわゆる「なんちゃってカーボン」では無く、きちんと焼いて生成されたドライカーボンです。つまりF1のシャーシです。
値段も高いですし、そもそも簡単に加工が出来ない上に、危険な材料です。
いつか使いたいです(願望


板材等は以上です
続いて、機械部品 

・浅井製作所
M3以下の低頭ねじ・超低頭ねじの販売
特徴 
小型二足歩行ロボットの業界でトップシェアのねじ屋さんです。
私がかつて二足歩行ロボット業界で活動していた時に、この工場に出会いました。

私の製作するロボットには、全てここのネジが使われています。使用しているのはM3の超低頭ねじ、頭は1.5mmの六角です。六角にする理由は、電動ドライバで回しやすいからです。押し込まなくていいので。
長さも最大で20mmまで用意されているので充分です。
何より、はめあい精度が高く、普通に回していたらまずナメる事が無い、とても頑丈です。

ここの工場、場所は埼玉県草加市ですが、工場に直接ねじを買いに行くと、消費税分をサービスしてくれます。学生にとっては非常に嬉しいサービスです。
加えて、工場を見学(無料)した人のみ「ねじ狩り」という、 特典が付いてきます。

・伝動機ドットコム
機械部品
特徴 
ギア、ベルト、チェーン、セットカラーなどの機械部品はここで購入しています。
特にギア類は比較的安価に購入できるので、 普段からここで購入しています。ギアはKHK製のものがほとんどですが、極稀に協育歯車を使うこともあります。
ベルトは三星をおすすめします、プーリー歯の形状などが公開されているのが理由です。

・KMTオンラインショップ
中華製の安価なベアリング
特徴 
日本製ベアリングが優秀な事は言うまでも無いのですが、少し高価で手が届きにくいですよね。
私のロボットにもベアリングは数多く使われていますが、全てKMTベアリングを使っています。圧倒的に安い上に、ある程度の品質が保たれているからです。 
今のところ、KMT製のベアリングでトラブルが起きた事例はまだ聞いたことが無いので、信頼して使っています。
ただ、日本製ベアリングに較べて精度は劣るので、精密部品や高速回転に使う場合にはおすすめしません。
私も、ギアボックスのモーター初段に使うベアリングは日本精工製を使います。 

ちなみに、最初に紹介した”ひーくんの材料屋さん”でも、KMTベアリングの取り扱いがあります。

・ヒロスギネット 
スペーサー等 機械部品
特徴 
ここは有名ですので、あまり紹介する意味も無いですが
スペーサー類は全てここで購入しています。品質も良いですし、ラインナップも豊富です。
メカニカルパーツの精密シャフトは、秋葉原の千石でも売っています。確か本店の2階だったと思います。
-0.005[mm]の超精密公差で、ギアボックスを製作する際に重宝します。 


最後に
工具類 
 
・モノタロウ
工具類
特徴
ここに来て紹介するのもアレですが、私は正直モノタロウはあまり好きでは無いです。
不良品を平気でよこしてきますし、サポートも杜撰です…。安いからしょうがないんですが。

ドリル、エンドミルを始めとする加工具はこちらで購入しています。
モノタロウ製の製品はほとんど買っておらず、あくまでメーカー品の販売店として使っています。
このままでは酷評で終わってしまうので、私が普段使っている工具を紹介します。

日進 アルミ専用エンドミル AL3D
アルミ加工にはこれ一択です。とても良く切れますし、切削条件もかなりキツめに設定出来ます。
切削音も小さくなりますし、断面も綺麗です。ただし高いです(ミスで折ったりすると涙目)
ある程度CNC操作に慣れてからの使用をおすすめしますが、一度使うと他のエンドミルには戻れません。

これ一本で、普通の切り抜きで作った厚さ2mm程度のパーツならアルミ板20枚は削れます。
切削条件もS=10000[min^-1] F=1000[mm/min] 切り込み0.1で安定して加工出来ています。

・三菱 バイオレット高精度ドリル 
3Φ以下なら、3Φのコレットでチャック出来ます。
そのままCNCに使用すれば、穴あけが大量にある部品の加工時間を少なくする事が出来ます。 
普通にボール盤などで使うなら、普通のドリルで良いかと思います。

・シンワ 金尺 
アルミのバリ取りをする際に使用します。
ついでに定規としても使えます。
面取りカッターやヤスリなどに較べて、はるかに早く綺麗にアルミの面取りをすることが出来ます。
更に、ペンケースの中に入れておいても違和感一つ無いため、授業中にバリ取りをする際にも非常に重宝します。勿論、自己責任で行ってください(私は紙でゴミを落とさないようにしながら、かつ授業の課題が終わった時のみ、バリ取りをしています)

以上です!
最後までご覧いただきありがとうござました!